Castarot

9 · Major Arcana

隠者

描かれているもの

ランプが届くのは二歩ぶん。

正位置

次の一歩ぶんの光。それ以上は出ません。道全体を求めるなら別の灯りになりますが、その灯りが映すのはたいてい道ではなく、こうあってほしい道のほうです。

逆位置

退くことが、役に立つ期間を過ぎています。はじまりは休息でした。

札に何があり、それがどう読まれるか

  • ランプ手元だけを照らす灯りで、先の全体ではなく次の一歩を示すものと読む。
  • 二歩ぶんの届き見える範囲が限られていること自体が、進む量を決める合図と読む。

1909年版に実際に描かれている要素だけ。

この札を占いに持っていく

よくある質問

隠者は良い札ですか。

ここに良い札も悪い札もありません。あるのは、その札のどちら側に立っているか。正位置:次の一歩ぶんの光。それ以上は出ません。道全体を求めるなら別の灯りになりますが、その灯りが映すのはたいてい道ではなく、こうあってほしい道のほうです。 逆位置:退くことが、役に立つ期間を過ぎています。はじまりは休息でした。

隠者の正位置と逆位置は何が違いますか。

正位置:次の一歩ぶんの光。それ以上は出ません。道全体を求めるなら別の灯りになりますが、その灯りが映すのはたいてい道ではなく、こうあってほしい道のほうです。 逆位置:退くことが、役に立つ期間を過ぎています。はじまりは休息でした。 逆位置は正位置の反対ではなく、それ自体の意味です。

隠者は力や運命の輪とどうつながっていますか。

大アルカナでは隠者は力のすぐ後、運命の輪のすぐ前にあります。力:ゆっくりのやり方が効いています。音がしないので、何も起きていないように見えるだけ。 運命の輪:自分が起こしたのではない変化。手元に残っているのは、応じ方のほうです。

この記述の出どころ

78 枚の絵は 1909 年の Rider–Waite 版で、描いたのは Pamela Colman Smith(1878–1951)。没後七十年を超え、米国・EU・日本のいずれでもパブリックドメインに入っている。ライセンス表記は Wikimedia Commons で一枚ずつ確認した。元のスキャンから外枠と下の題名帯を落とし、枠に合うよう色調を一段整えてある。枠・帯・裏面はここで作ったもの。読み手の立ち絵はパブリックドメインの絵画を使っている——ミュシャ(1860–1939)の装飾画数点と、マテイコ『コペルニクス』(1873)、ライト『錬金術師』(1771)、ウォーターハウス『水晶球』(1902)。こちらも Wikimedia Commons で一枚ずつライセンス表記を確認し、裁ち落としたうえで色調を揃えてある。

このページの文章は編集による解釈です。ウェイトの原文の引用ではありません。ウェイト自身の占断的意味は『The Pictorial Key to the Tarot』(1910・パブリックドメイン)にあります。