Castarot

1 · Major Arcana

魔術師

描かれているもの

道具はもう卓に揃っています。杯、剣、金貨、棒。片手は上、片手は下。

正位置

材料は揃っています。問題は「できるか」ではなく、最初にどれを取るか。

逆位置

道具は出たまま、触られていない。間合いのこともあるし、間合いの顔をした回避のこともある。

札に何があり、それがどう読まれるか

  • 卓に並んだ四つの道具杯も剣も金貨も棒も、もう手の届く場所に置かれていると読む。
  • 上に向けた片手天から受け取る側の手で、求めれば降りてくるという構えを表す。
  • 下に向けた片手地に渡す側の手で、受け取ったものを外へ出さなければ終わらないと読む。

1909年版に実際に描かれている要素だけ。

この札を占いに持っていく

恋愛

相手を探す前に、自分が持っているものを数える。連絡する、誘う。どれもできる。順番を決めていないだけだ。逆位置なら、言える材料があるのに口を閉じている状態。間合いを理由にしているが、それは待っているだけだ。一つ選んで、今日動かす。

恋愛で「魔術師」が出ました。いま本当に詰まっているのは何か。

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仕事

能力の話ではない。どの手からつけるかの話だ。企画、数字、対人、手作業。全部あるなら、最初の一つを決めて着手する。逆位置なら、道具を眺めて準備の名目で止まっている。今日、一番小さい作業を一つ終わらせる。それで机は動く。

仕事で「魔術師」。次はどこから動かせばいいか。

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お金

使える元手はすでに把握できている。増やす前に、どれに振るかを一つに絞る。選択肢を並べたまま持っていても利は生まれない。逆位置なら、口座と財布を見ないまま回避している状態。金額を一度書き出す。判断はその後でいい。

お金の話で「魔術師」。足りないのか、使うのが怖いのか。

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調子

準備は終わっている。足りないものを探すのは、始めないための言い訳になる。上と下の手の話だ。受け取るだけでも、渡すだけでも進まない。両方を同時に使う。逆位置なら、道具に触らない理由を自分に説明している最中だ。その説明を疑うところから始める。

「魔術師」が指すこの状態、休むのが先か、動くのが先か。

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よくある質問

魔術師は良い札ですか。

ここに良い札も悪い札もありません。あるのは、その札のどちら側に立っているか。正位置:材料は揃っています。問題は「できるか」ではなく、最初にどれを取るか。 逆位置:道具は出たまま、触られていない。間合いのこともあるし、間合いの顔をした回避のこともある。

魔術師の正位置と逆位置は何が違いますか。

正位置:材料は揃っています。問題は「できるか」ではなく、最初にどれを取るか。 逆位置:道具は出たまま、触られていない。間合いのこともあるし、間合いの顔をした回避のこともある。 逆位置は正位置の反対ではなく、それ自体の意味です。

魔術師は愚者や女教皇とどうつながっていますか。

大アルカナでは魔術師は愚者のすぐ後、女教皇のすぐ前にあります。愚者:証拠がまだ何もない段階。無謀なのではなく、まだ分かっていないという正直な状態。 女教皇:分かってはいるけれど、まだ言葉にならないもの。早く言わせようとすると、たいてい逃げる。隠れるのではなく、言える形にまで育っていないだけ。

この記述の出どころ

78 枚の絵は 1909 年の Rider–Waite 版で、描いたのは Pamela Colman Smith(1878–1951)。没後七十年を超え、米国・EU・日本のいずれでもパブリックドメインに入っている。ライセンス表記は Wikimedia Commons で一枚ずつ確認した。元のスキャンから外枠と下の題名帯を落とし、枠に合うよう色調を一段整えてある。枠・帯・裏面はここで作ったもの。読み手の立ち絵はパブリックドメインの絵画を使っている——ミュシャ(1860–1939)の装飾画数点と、マテイコ『コペルニクス』(1873)、ライト『錬金術師』(1771)、ウォーターハウス『水晶球』(1902)。こちらも Wikimedia Commons で一枚ずつライセンス表記を確認し、裁ち落としたうえで色調を揃えてある。

このページの文章は編集による解釈です。ウェイトの原文の引用ではありません。ウェイト自身の占断的意味は『The Pictorial Key to the Tarot』(1910・パブリックドメイン)にあります。