cups · Minor Arcana
聖杯の5
この組 · 聖杯
情、説明できるようになる前に感じているもの
どこに位置するか
喪失か衝突。四の構造がどこかで壊れる。
この組の質
遅くて広い。聖杯は是非を答えません。どこまで深いかを言います。
この札を占いに持っていく
失ったものを数えている。まだ手の中にあるものを見ていない。相手に何かを求める前に、自分が何を失ったと思っているのかを言葉にしてみる。その言葉は相手ではなく、自分に対して言うものだ。
恋愛で「聖杯の5」が出ました。いま本当に詰まっているのは何か。
これで引く →仕事うまくいっていた流れが止まる。誰かのせいにしても戻らない。壊れた箇所を具体的に一つ書き出す。次に同じことをしないための手順を一つだけ決める。それで十分だ。
仕事で「聖杯の5」。次はどこから動かせばいいか。
これで引く →お金出ていったものの大きさに目がいく。残っている金額と、今月使える額を別々に確認する。失った分を取り返そうとする判断は、たいてい過去を基準にしている。今の数字だけを見る。
お金の話で「聖杯の5」。足りないのか、使うのが怖いのか。
これで引く →調子感情が重く、動きが遅い。無理に前を向かなくていい。今感じていることを、他人に説明できる形に変える必要はない。一人で座っている時間を、今日は確保したほうがいい。
「聖杯の5」が指すこの状態、休むのが先か、動くのが先か。
これで引く →よくある質問
聖杯の5の聖杯という組は何を扱いますか。
情、説明できるようになる前に感じているもの 遅くて広い。聖杯は是非を答えません。どこまで深いかを言います。
聖杯の5は良い札ですか。
ここに良い札も悪い札もありません。あるのは、その札のどちら側に立っているか。正位置:喪失か衝突。四の構造がどこかで壊れる。 逆位置:遅くて広い。聖杯は是非を答えません。どこまで深いかを言います。
この記述の出どころ
78 枚の絵は 1909 年の Rider–Waite 版で、描いたのは Pamela Colman Smith(1878–1951)。没後七十年を超え、米国・EU・日本のいずれでもパブリックドメインに入っている。ライセンス表記は Wikimedia Commons で一枚ずつ確認した。元のスキャンから外枠と下の題名帯を落とし、枠に合うよう色調を一段整えてある。枠・帯・裏面はここで作ったもの。読み手の立ち絵はパブリックドメインの絵画を使っている——ミュシャ(1860–1939)の装飾画数点と、マテイコ『コペルニクス』(1873)、ライト『錬金術師』(1771)、ウォーターハウス『水晶球』(1902)。こちらも Wikimedia Commons で一枚ずつライセンス表記を確認し、裁ち落としたうえで色調を揃えてある。
このページの文章は編集による解釈です。ウェイトの原文の引用ではありません。ウェイト自身の占断的意味は『The Pictorial Key to the Tarot』(1910・パブリックドメイン)にあります。