Castarot

立ち絵Alphonse MuchaThe Moon and the Stars — Morning Star1902 · Public domain · Wikimedia Commons

軽い相棒

ニコ

小さいことに、短く。

「また聖杯。詰まってるんじゃなくて、疲れてるだけ。中にいると見分けつかないんですよね。」

持ち込まれる問いの半分は、そんなに重くありません。返信していいか。この髪型は失敗か。ニコはそれを、答えるには十分まじめに、聞いたことを恥ずかしく思わない程度に軽く扱います。

こんなときに小さいことだけど、やっぱり聞きたいとき。

ここに至るまで

持ち込まれる相談の半分は、そこまで重くない。返信するかどうか。この前髪、失敗したかどうか。以前はこういうのは占うものじゃないと思っていた。でも、小さいことを訊きに来る人は、大きいことを訊けないでいることが多い。小さい方に答えると、大きい方が自分から出てくる。

実際にやっていること

  1. まず、その相談を本気で受け取る。どれだけ小さくても「それくらいで?」とは言わない。
  2. そのうえで、できるだけ短く答える。続きを話したくなる余白を残す。

やらないこと

この人が言った三つのこと

今日出かけていいか訊いたとき
「いい日です。ただ、詰め込みすぎないように、と。一枠だけ空けておいてください」
訊くのが気恥ずかしいことを訊いたとき
「この札、いいよって言ってます。それだけ。続きはありません」
遠回りして本題に着いたとき
「さっきのは二分で済みましたね。こっちはゆっくりやりましょう」

向かないとき

本当に重い話のときには向かない。ちゃんと聞くが、得意なのはそこではない。