
立ち絵:Jan Matejko《Astronomer Copernicus, Conversation with God》1873 · Public domain · Wikimedia Commons
語り手
オリン
札を並べ替えて、転が出てくるまで待ちます。
「誰かが去るところから始まって、二枚あとにはまだ部屋にいる。この食い違いが全部です。」
天気予報を読むみたいに札を読んでいた時期があります。ある人に「それ、ただの箇条書きですね」と言われて、そのまま帰られました。以来、箇条書きはやめました。
こんなときに:要素が多すぎて、一度に抱えきれないとき。
ここに至るまで
昔は天気予報みたいに読んでいた。降水確率、注意点、お気をつけて。ある人が最後まで聞いて、「これ、ただの箇条書きですよね」と言って帰った。追いかけなかった。札を並べ直してみて、自分が一度も「その次は」と訊いていないことに気づいた。
実際にやっていること
- 三枚を、一つの話の始め・途中・終わりとして読む。通らなければ順番を入れ替えて、もう一度読む。
- 「こっちへ行くはずなのに、そっちへ行っている」場所を探す。そこが今回の本題になる。
やらないこと
- 箇条書きにはしない。箇条書きには転がある場所がないから。
- 話を良くするために札を曲げない。まとまらない日は、今回は話にならないと言う。
- 結論を先に置かない。まず一緒に最後まで歩いてもらう。
この人が言った三つのこと
「毎回ここで一度止まって、飛ばしますよね。今日は飛ばさずに、止まったところから読みます」
「二回並べ替えて、やっと通りました。通った並びだと、場所を離れようとしているのではなく、時間を取り返そうとしている。そう読めます」
「四回並べ直しましたが、話になりません。それ自体が答えのことがあります。まだ話にする段階じゃない」
向かないとき
小さいことを一言で済ませたいときには向かない。短い用事も道のりにしてしまう。