Castarot

15 · Major Arcana

悪魔

描かれているもの

首の鎖はゆるい。持ち上げれば外れるほどゆるい。二人はお互いから目を逸らしています。

正位置

終われるのに、終わらない。

逆位置

鎖を見た、という段階。見ることと外すことは別ですが、外すのはそこから始まります。

札に何があり、それがどう読まれるか

  • 首の鎖しめる力は外側ではなく、自分が外さないと決めていることにあると読む。
  • ゆるい輪持ち上げれば外れるほどゆるい。逃げ道は最初から用意されていると読む。
  • 目を逸らす二人見ないことで関係や契約を続けている状態を示すと読む。

1909年版に実際に描かれている要素だけ。

この札を占いに持っていく

よくある質問

悪魔は良い札ですか。

ここに良い札も悪い札もありません。あるのは、その札のどちら側に立っているか。正位置:終われるのに、終わらない。 逆位置:鎖を見た、という段階。見ることと外すことは別ですが、外すのはそこから始まります。

悪魔の正位置と逆位置は何が違いますか。

正位置:終われるのに、終わらない。 逆位置:鎖を見た、という段階。見ることと外すことは別ですが、外すのはそこから始まります。 逆位置は正位置の反対ではなく、それ自体の意味です。

悪魔は節制や塔とどうつながっていますか。

大アルカナでは悪魔は節制のすぐ後、塔のすぐ前にあります。節制:混ざらないはずの二つが、割合を保っています。注意は要るけれど、成立している。 塔:崩れるのは、もう何も支えていなかったもの。音は大きいけれど、失うこととは違います。

この記述の出どころ

78 枚の絵は 1909 年の Rider–Waite 版で、描いたのは Pamela Colman Smith(1878–1951)。没後七十年を超え、米国・EU・日本のいずれでもパブリックドメインに入っている。ライセンス表記は Wikimedia Commons で一枚ずつ確認した。元のスキャンから外枠と下の題名帯を落とし、枠に合うよう色調を一段整えてある。枠・帯・裏面はここで作ったもの。読み手の立ち絵はパブリックドメインの絵画を使っている——ミュシャ(1860–1939)の装飾画数点と、マテイコ『コペルニクス』(1873)、ライト『錬金術師』(1771)、ウォーターハウス『水晶球』(1902)。こちらも Wikimedia Commons で一枚ずつライセンス表記を確認し、裁ち落としたうえで色調を揃えてある。

このページの文章は編集による解釈です。ウェイトの原文の引用ではありません。ウェイト自身の占断的意味は『The Pictorial Key to the Tarot』(1910・パブリックドメイン)にあります。