17 · Major Arcana
星
描かれているもの
水を池にも地にも同時に注いでいます。片足は地に、片足は水に。
正位置
元気を取り戻させてくれるものは、すでに絵の中にあります。結果を約束する札ではありません。
逆位置
源はまだあります。ただ今は、そこまでが遠く感じる。別々の問題です。
札に何があり、それがどう読まれるか
- 水を注ぐ惜しみなく注ぐ行為は、尽きない源があるという読み方になる。
- 池と地、二つの受け皿同時に満たすには、二つの場を分けて見る必要がある。
- 片足は地、片足は水どちらか一方に立つのではなく、両方に触れたまま進む姿勢を読む。
1909年版に実際に描かれている要素だけ。
この札を占いに持っていく
相手の反応を確かめる前に、自分が何を注げるかを決める。すでに手元に源はある。注ぎ先を一つに絞らなくていい。地に立つ足を残しておくと、尽きたときに立ち直れる。
恋愛で「星」が出ました。いま本当に詰まっているのは何か。
これで引く →仕事出し惜しみをやめる。隠していた知識や手順を共有すると、場が動き出す。ただし源は自分の側にある。評価を待たずに進める人は、この札で強い。
仕事で「星」。次はどこから動かせばいいか。
これで引く →お金入ってくる額より、循環させる量を見る。溜めるだけでは池は濁る。使う先を自分で決めれば、水は止まらない。焦って全部を注ぐ必要もない。
お金の話で「星」。足りないのか、使うのが怖いのか。
これで引く →調子元気を失ったように感じても、源そのものは消えていない。遠く見えているだけだ。今すぐ結果を出す必要はない。地に足を置いたまま、水に触れている方を少しだけ動かす。
「星」が指すこの状態、休むのが先か、動くのが先か。
これで引く →よくある質問
星は良い札ですか。
ここに良い札も悪い札もありません。あるのは、その札のどちら側に立っているか。正位置:元気を取り戻させてくれるものは、すでに絵の中にあります。結果を約束する札ではありません。 逆位置:源はまだあります。ただ今は、そこまでが遠く感じる。別々の問題です。
星の正位置と逆位置は何が違いますか。
正位置:元気を取り戻させてくれるものは、すでに絵の中にあります。結果を約束する札ではありません。 逆位置:源はまだあります。ただ今は、そこまでが遠く感じる。別々の問題です。 逆位置は正位置の反対ではなく、それ自体の意味です。
星は塔や月とどうつながっていますか。
大アルカナでは星は塔のすぐ後、月のすぐ前にあります。塔:崩れるのは、もう何も支えていなかったもの。音は大きいけれど、失うこととは違います。 月:視界は悪い。それでも道は道のままです。混乱に見えるものの多くは、情報不足です。
この記述の出どころ
78 枚の絵は 1909 年の Rider–Waite 版で、描いたのは Pamela Colman Smith(1878–1951)。没後七十年を超え、米国・EU・日本のいずれでもパブリックドメインに入っている。ライセンス表記は Wikimedia Commons で一枚ずつ確認した。元のスキャンから外枠と下の題名帯を落とし、枠に合うよう色調を一段整えてある。枠・帯・裏面はここで作ったもの。読み手の立ち絵はパブリックドメインの絵画を使っている——ミュシャ(1860–1939)の装飾画数点と、マテイコ『コペルニクス』(1873)、ライト『錬金術師』(1771)、ウォーターハウス『水晶球』(1902)。こちらも Wikimedia Commons で一枚ずつライセンス表記を確認し、裁ち落としたうえで色調を揃えてある。
このページの文章は編集による解釈です。ウェイトの原文の引用ではありません。ウェイト自身の占断的意味は『The Pictorial Key to the Tarot』(1910・パブリックドメイン)にあります。