テーマ別の読み · イエス・ノー
イエス・ノーで訊くタロット——一枚で決められること
読みなんていらない、イエスかノーかだけ知りたい、という時がある。一枚の札にできるのは、どちらに傾くか、そして何に懸かって傾くかを示すこと。自分の手の外にある出来事について、代わりにコインを投げることはできない。
読みの流れ
答えが、自分の動けることかを確かめる
イエスでもノーでも、それぞれ自分のやることにつながるとき——応募するかしないか、送るか送らないか、出かけるか家にいるか——イエス・ノーは働く。「結婚式の日に雨は降るか」には自分の一手がないので、イエスがくっつく先がない。
まっすぐ訊いて、一行だけ足す
「この内定を受けるべきか」はそのままでいい。そこに、もう分かっていることを一行——給料は上がる、でもチームは疲れて見えた——足すと、札が着地する場所ができる。
一枚か、二枚か
「心の鏡」は一枚だけで、隠れる構造がない。イエスとノーの両方に本当の重みがあって、つい混ぜてしまうなら、「天秤」で片側ずつに札を置く。
傾きを読み、そのあと条件を読む
役に立つのは、ただの「イエス」ではないことが多い。「イエス、ただし……」の部分——それが成り立つには何が本当でなければならないか。そこなら、自分の一週間と照らし合わせられる。
札が働ける問い
イエスにもノーにも重みがある 天秤 · 2枚
今年、同棲を始めるかどうか。イエスは何でできていて、ノーは何でできている?
この問いで引く →
同じ悩みの、二つの訊き方
| こう訊くより | こう訊く | そのほうが読める理由 |
|---|---|---|
| 彼から連絡は来る? | 私から先に連絡したほうがいい? | 前者は相手の一手。後者は自分の一手で、そこへのイエス・ノーには意味がある。 |
| 試験に受かる? | いまの勉強のしかたで、うまくいっている? | 結果はこちらと無関係にやってきて、札にはそれが見えない。準備のしかたは、まだ変えられる。 |
| (同じ問いをもう一度)イエス?ノー? | 自分はどっちの答えを期待している? | 同じイエス・ノーで二回目を引いているなら、問いはすでにこちらに変わっている。 |
| うまくいく? | 進めたら、最初に押し返してくるのは何? | 「うまくいく」には輪郭がない。最初の障害には輪郭がある——それが分かれば、決めるのは半分済んでいる。 |
合うスプレッドと読み手
スプレッド
読み手
重みを持ちやすい札
イエス・ノーの問いに、別の問いで返してくる札がある。よく出るので、先に知っておくといい。添えた一行は、それぞれの札のページから。
隠者 · 正位置次の一歩ぶんの光。それ以上は出ません。道全体を求めるなら別の灯りになりますが、その灯りが映すのはたいてい道ではなく、こうあってほしい道のほうです。
月 · 正位置視界は悪い。それでも道は道のままです。混乱に見えるものの多くは、情報不足です。
女教皇 · 正位置分かってはいるけれど、まだ言葉にならないもの。早く言わせようとすると、たいてい逃げる。隠れるのではなく、言える形にまで育っていないだけ。
魔術師 · 逆位置道具は出たまま、触られていない。間合いのこともあるし、間合いの顔をした回避のこともある。
運命の輪 · 逆位置回るのを待つ、という作戦。輪はあなたが待っていることを知りません。
よくある期待と、ここで起きること
| よくある期待 | ここでは |
|---|---|
| 正位置はイエス、逆位置はノー | 札は絵と位置で読む。逆位置が変えるのは強さや向き——剣の10の逆位置は、底から這い上がり始めたところとして読まれることが多く、「ノー」と読むとちょうど逆になる。 |
| どんな問いにもイエスかノーが出る | イエス・ノーが意味を持つのは、自分の一手が入っている問いだけ。日付、他人の選択、どのみち出る結果は札の外にあり、それを知っているかのように書かないよう、読み手には指示してある。 |
| 「イエスの確率80%」のような数字 | 数字は出さない。確率を測ったかのように書くことは、読み手に禁じてある。 |
| 望む答えが出るまで引く | 同じ問いの二回目が教えてくれるのは、主に自分がどちらを期待していたか。それも知る価値はあるけれど、新しい読みではない。 |
ここから先は扱わない
健康・お金・法律
薬をやめるか、株を売るか、契約書にサインするか——これは資格のある人に訊くこと。読み手も、タロットの出番ではないとはっきり言い、象徴の層だけを読む。
調べれば分かる事実
採用されたか、相手がメッセージを開いたか——見に行けばいい。答えがすでにあるものに、札は解釈を一枚かぶせるだけになる。
他人が決めること
相手がイエスと言うかどうかは相手のもの。札が答えられるのは、こちらから頼むべきかどうか。
身の安全に関わること
自分や誰かに危険があるなら、札は置いて、いますぐ実際の人に連絡を。
最初によく訊かれること
イエス・ノーのタロットは当たりますか。
Castarot は当たるとは言いません。一枚の札がするのは、問いをしばらく静止させて眺められるようにすること。そして「イエスになるには何が本当でなければならないか」は、イエスそのものより役に立つことが多いのです。
なぜ逆位置は、そのまま「ノー」ではないのですか。
逆位置はたいてい、力がまだ始まっていないか、どこかで止められているか、内側に向いているかのどれかだからです。反対の意味として読むと、いくつかの札はちょうど逆さまに読めてしまいます。詳しくは逆位置の手引きに。
一枚引きは無料ですか。
はい。一枚は誰でもいつでも無料で、最初の一回は登録も要りません。
同じイエス・ノーを二回訊いてもいいですか。
訊けますが、二回目の答えが主に教えてくれるのは、どちらに転んでほしかったかです。それが分かれば一枚の価値はあります——ただ、セカンドオピニオンとしては扱わないこと。
イエス・ノーに向いている読み手は?
日常の小さな問いならニコ。ちゃんと答え、話を大きくしません。イエスに代償がありそうで、それをはっきり聞きたいならヴェラ。どの読み手も、一枚の札でコインを投げるふりはしません。